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日産 キックスのカタログを見ていて、天井がガラスになった写真に目が止まった方も多いはずです。ただ、あとから付けられない装備なので、迷いますよね。
結論から言うと、後席に家族をよく乗せる人や、見た目の明るさを重視する人には満足度が高い装備です。逆に、背の高い人が後ろに乗る機会が多いなら、天井が下がる点を先に確かめておきましょう。
ここでは、キックスのサンルーフで何が変わるのかを、数字と使う場面から見ていきます。
キックスのサンルーフってどんなもの?
新型キックス(P16型・2026年6月発売)のサンルーフは、正式には「パノラミックガラスルーフ」と呼ばれます。天井の広い範囲がガラスになっていて、電動でチルト(後ろを持ち上げる)とスライド(開ける)ができるタイプです。
いわゆる「開かない固定式のガラス屋根」ではないんです。ボタン操作で少しだけ持ち上げて換気したり、スライドさせて開けたりできます。
- キックスのサンルーフは電動チルト&スライドのパノラミックガラスルーフ
- 付けると室内高が1,230mmから1,195mmに、35mm下がる(日産公式 主要諸元)
- 工場で組み込む装備なので、注文時に決める必要がある
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | パノラミックガラスルーフ(電動チルト&スライド) |
| 室内高(装着なし) | 1,230mm |
| 室内高(装着時) | 1,195mm |
| 室内長×室内幅 | 1,930mm × 1,450mm(装着の有無で変わらない) |
| 後付け | できない(工場で組み込む装備) |
出典: 日産公式 主要諸元表(2026年6月)。
『サンルーフとガラスルーフって、何が違うの?』と思う方もいるかもしれません。
呼び方の違いだけなんです。キックスの場合はガラス面が大きく、しかも開けられるので「大きなサンルーフ」と考えて大丈夫です。

どのグレードで選べる?
ここは少し注意が必要なところです。
メディアの報道では、パノラミックガラスルーフは最上級のGに標準とされています。一方で、日産公式の装備表ではグレードごとの標準・オプションの区分をこの記事では確かめきれていません。
| グレード | 2WD価格 | e-4ORCE価格 | ガラスルーフの扱い |
|---|---|---|---|
| X シンプルパッケージ | 2,999,700円 | 3,349,500円 | 装備を絞った仕様。選べるオプションが少ない |
| X | 3,259,300円 | 3,599,200円 | グレードによって標準またはメーカーオプション |
| X+ | 3,549,700円 | 3,899,500円 | グレードによって標準またはメーカーオプション |
| G | 3,898,400円 | 4,248,200円 | メディア報道では標準 |
出典: 2026年6月発売時の全国希望小売価格(消費税込)・日産公式サイト。
公式諸元でも「G系はパノラミックガラスルーフ装着で室内高1,195mm」と書かれています。Gを選ぶ方は、ほぼ付いてくる装備だと考えておくといいですよ。
- 選びたいグレードでガラスルーフが標準か、オプションかを聞く
- オプションなら、いくらで、どのセットとまとめて付くかを聞く
- Xシンプルパッケージは選べない装備が多いので、付けたいなら最初から外す
グレードごとの差をまとめて見たい方は、キックスの内装をグレード別に比べた記事も読んでみてください。
付けて良かったと感じやすい場面
では、実際にどんな時にありがたみを感じるのか。よく言われるのは、後ろの席の明るさです。
キックスは全高1,615mm(2WD)のコンパクトSUVです。後席は窓の面積が前席ほど大きくないので、天井から光が入ると車内の印象がかなり変わります。
例えばこんな場面です。
「後ろの席、なんだか暗くて狭く感じるね」
「天井がガラスの車だと、明るいらしいよ」
小さな子どもや、車酔いしやすい家族を乗せる方にはうれしい違いですよね。
- 後席が明るくなり、狭さを感じにくい
- チルトで少しだけ開けて換気できる
- 紅葉や星空のドライブで上を見られる
- 外から見た時に車の印象が上品になる
- 夏の日差しが強い日は頭上が暑く感じやすい
- 室内高が35mm下がり、背の高い人は頭上が近い
- ガラス面の汚れや雪下ろしの手間が増える
- 価格が上がり、その分ローンの月額も上がる
『でも、開けるのは年に数回かも…』という方もいるはずです。実は、開けなくても「明るさ」と「開放感」は毎日感じられるので、開ける回数だけで決めなくていいんです。
気をつけたいデメリットは?
ここが大事なところです。サンルーフは良いことばかりではありません。
室内高が35mm下がる
いちばん大きいのは頭上の余裕です。1,230mmが1,195mmになるので、数字だけ見ると35mmの差です。
ただ、座高の高い方が後席に座ると、この35mmが効いてくることも。後席に大人がよく乗るなら、ディーラーの展示車で実際に座ってみてください。
夏の暑さと日差し
ガラスの屋根は、真夏の日差しを受けやすい場所です。日よけ(シェード)の操作方法や、どこまで光を遮れるかは実車で確かめておきましょう。
手入れと雨漏り対策
サンルーフには、雨水を外へ逃がす排水の通り道があります。落ち葉や砂がたまると流れが悪くなることがあるので、点検の時に見てもらうと安心です。
展示車を見ずに「なんとなく開放感がありそう」で付けて、後席の家族から「頭が天井に近い」と言われるケースです。背の高い家族がいるなら、後席に座ってもらってから決めると失敗しにくいです。
後席の広さそのものはキックスの後部座席の広さで詳しく見ています。
雪の多い地域や屋根なし駐車では
雪が積もる地域では、屋根の雪を下ろす時にガラス面を傷つけないよう、やわらかい道具を使う必要があります。
『雪が乗ったまま開けたらどうなる?』と心配になりますよね。雪や氷が残っている時は無理に動かさず、取扱説明書の注意どおりに使いましょう。
| 気になること | 対策の例 |
|---|---|
| 屋根の雪下ろし | ガラスを傷つけにくいスノーブラシを使う |
| 夏の車内の熱 | 日よけを閉める、日陰に停める |
| ガラスの汚れ | 洗車の時に屋根まで手を届かせる |
| 排水の通り道の詰まり | 点検の時に見てもらう |
付ける・付けないの判断の目安
ここまでの話を、使い方別にまとめてみます。迷ったら、自分に近い行を探してみてください。
| こんな使い方 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 後席に子どもをよく乗せる | 付ける | 明るさと開放感で長時間でも過ごしやすい |
| 背の高い大人が後ろに乗る | 展示車で確認してから | 室内高が35mm下がる |
| 屋根なし駐車で日差しが強い地域 | 慎重に | 夏の頭上の暑さが気になりやすい |
| 雪が多く、屋根の雪下ろしをする | 慎重に | ガラス面の手入れが増える |
| 予算をできるだけ抑えたい | 付けない | 安全装備や駆動方式にお金を回す |
| Gを選ぶ | ほぼ付いてくる | メディア報道では標準 |

『予算が限られているなら、何を優先したらいい?』という方もいますよね。
結論から言うと、毎日の運転に効く装備を先に決めて、余った予算でサンルーフを考える順番がおすすめです。たとえばアラウンドビューモニターは駐車のたびに使うので、満足度が上がりやすい装備です。
- グレードと駆動方式(2WDかe-4ORCE)を決める
- アラウンドビューモニターなど、毎日使う装備を決める
- ナビやオーディオなど、車内の使い方に合わせた装備を決める
- 予算が残れば、サンルーフやBOSEなどの「あると嬉しい」装備を足す
アラウンドビューモニターについてはキックスのアラウンドビューモニターで、全車標準のプロパイロットはキックスのプロパイロットでできることで説明しています。
売る時にサンルーフは得になる?
将来の下取りや買取の時に、サンルーフ付きが高く売れるのか。気になる方も多いはずです。
一般的には、サンルーフ付きは中古車として人気が出やすい装備と言われます。ただ、どれくらい査定に上乗せされるかは、時期や地域、車の状態で変わります。
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 中古車での人気 | 好む人が多く、探している人もいる |
| 査定への影響 | 上乗せされることがあるが、額は時期と地域で変わる |
| マイナスになりやすい状態 | 動作不良、ガラスの傷、雨漏りの跡 |
| 元が取れるか | 付けた金額がそのまま戻るとは考えないほうが安全 |
つまり「売る時に得だから付ける」というより、「乗っている間に楽しめるか」で決めたほうが後悔は少ないです。
色やグレードで売値がどう違うかは、キックスのリセールバリューにまとめています。
見積もりで総額を比べてから決めよう
サンルーフを付けるかどうかは、総額を見てから決めると冷静に判断できます。
例えばこんなやりとりがよくあります。
「Gにすると、ガラスルーフも19インチも付いてくるんですよね」
「はい。X+にオプションを足していく場合と、総額を並べてみましょうか」
グレードを1段上げるのと、下のグレードに装備を足すのとで、どちらが安いかは見積もりを並べないと分かりません。値引きの考え方はキックスの値引き相場と交渉の順番を読んでおくと話が進めやすいですよ。
- ガラスルーフ付きと無しの総額の差
- 下のグレードに足す場合と、上のグレードにする場合の差
- 納期がオプションの有無で変わるか
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よくある質問
キックスのサンルーフは後から付けられますか?
パノラミックガラスルーフは工場で組み込む装備なので、購入後に後付けはできません。付けたい場合は、注文の時に決めておく必要があります。
サンルーフを付けると室内はどれくらい狭くなりますか?
日産公式の主要諸元では、室内高が1,230mmから1,195mmになります。室内長と室内幅は変わりません。
キックスのサンルーフは開けられますか?
はい。電動のチルト&スライドなので、後ろ側を持ち上げて換気したり、スライドさせて開けたりできます。
旧型キックス(P15)にもサンルーフはありましたか?
この記事では旧型P15のサンルーフ設定を確かめきれていません。中古で探す時は、車の装備欄や実車で確かめるのが確実です。
日産 キックスのサンルーフ付きはリセールが良いですか?
中古車で好まれやすい装備ですが、査定への上乗せ額は時期や地域で変わります。付けた金額がそのまま戻るとは考えないほうが安全です。
まとめ
- キックスのサンルーフは電動チルト&スライドのパノラミックガラスルーフ
- 付けると室内高が1,230mmから1,195mmへ35mm下がる
- メディア報道ではGに標準。ほかのグレードは販売店で扱いを確認する
- 後席の明るさと開放感が魅力。夏の暑さと手入れは事前に考えておく
- 後付けできないので、展示車で後席に座ってから決めると失敗しにくい



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