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日産 キックスが気になって中古車サイトを見ていたら、走行距離が数kmの「新古車」が並んでいて迷った、という方も多いはずです。
結論から言うと、欲しいグレードと色がそのまま在庫にあり、すぐ乗りたいなら未使用車。色やオプションにこだわるなら新車です。
この記事では、新型P16の価格表を土台に、未使用車がどこで得をして、どこで損をするのかを順番に見ていきます。
そもそも新古車(未使用車)ってどんな車?
「新古車」は昔からの呼び方で、いまの業界では「未使用車」と呼ぶのが一般的です。
中身は、ナンバー登録だけを済ませて、ほとんど走っていない車のことなんです。
販売店が販売目標の台数を達成するために、自社名義で先に登録するケースがよく言われます。登録した時点で書類上は「中古車」になるので、新車より安い値札を付けられるわけです。
- 未使用車は「登録済みで走っていない中古車」
- 新車との違いは、値段・選べる仕様・納車までの日数・車検と保証の残り期間
- どれを重く見るかで、得か損かが変わります
キックスは普通車なので、正しくは「登録済未使用車」です。軽自動車の場合は「届出済未使用車」と呼びます。
『ほとんど新車なのに安いなら、未使用車一択では?』と思いますよね。
ただ、安くなる代わりに手放しているものもあります。次の章から、そこを具体的に見ていきます。
新車のキックスはいくらで、未使用車はどこが安くなる?
まず比べる土台として、新車の価格を押さえておきましょう。
いま新車で買えるのは新型P16型(2026年6月18日発売)だけです。価格は2026年6月発売時の全国希望小売価格(消費税込)で、次のとおりです。
| グレード | 2WD | e-4ORCE(4WD) |
|---|---|---|
| X シンプルパッケージ | 2,999,700円 | 3,349,500円 |
| X | 3,259,300円 | 3,599,200円 |
| X+ | 3,549,700円 | 3,899,500円 |
| G | 3,898,400円 | 4,248,200円 |
出典: 日産公式サイトの価格(2026年9月時点も同額)。
未使用車の値札は、この本体価格に対して「いくら安いか」で見るのが基本です。
ただし、未使用車の価格は時期と地域、在庫の数で大きく変わります。この記事では具体的な相場の数字は出しません。
値札だけで比べると見誤る理由
ここが大事なところです。
未使用車の値札は「車両本体価格」で、新車の見積もりは「本体+オプション+諸費用」の総額で出てきます。この2つを並べても、比べたことにはなりません。
例えば、未使用車には販売店が登録した時に付けたナビやフロアマットが最初から付いていることがあります。逆に、欲しい装備が付いていない場合は後から付けるしかありません。
- 新車は値引き後の「乗り出し総額」を出してもらう
- 未使用車も諸費用込みの「支払総額」を出してもらう
- 両方に付いている装備を書き出して、差がある装備はその分の金額を足し引きする
- 自動車税の月割りやリサイクル料金がどちらに含まれるかを確認する
新車側の総額の見方はキックスの乗り出し価格の目安で、グレードごとにまとめています。
未使用車で得をするのはどんな時?
未使用車の強みは、大きく分けて3つあります。
1. 本体価格が新車より下がっていることが多い
登録済みというだけで「中古車」として売られるので、同じ仕様の新車より安い値札が付くことが多いです。
ただ、新車も値引き交渉ができます。値引きの限界がどこかを知らずに比べると、「未使用車のほうが安い」と思い込んでしまうことも。
新車の値引きの目安はキックスの値引き相場と限界額で先に確認しておきましょう。
2. すぐに乗れる
未使用車は在庫として目の前にあるので、名義変更と整備が終われば納車されます。
新型P16は発売から日が浅いので、新車の納期が気になる方もいるはずです。納期の見方はキックスの納期と受注状況にまとめています。
3. 登録時の税金がすでに払われている
未使用車は販売店が登録した時点で、環境性能割や重量税などの登録時の費用が支払われています。
そのぶん、購入時の諸費用が新車より軽くなることがあります。どこまで値札に含まれているかは店によって違うので、見積もりで確かめておきましょう。
- 本体価格が新車より下がっていることが多い
- 在庫なので納車が早い
- 登録時の税金などが済んでいる
- 色・グレード・オプションを選べない
- 車検と保証の残り期間が登録日から減っている
- 車検証上は「1人目の持ち主」が販売店になる

未使用車で後悔しやすいのはどこ?
『安いし、ほぼ新車だし、困ることなんてある?』と思いますよね。
実は、未使用車で後悔したという声は「値段」より「選べなかったこと」に集まりがちです。
色とオプションが選べない
キックスのボディカラーは全9色です。モノトーン5色と、ルーフがスーパーブラックの2トーン4色があります。
未使用車は、その中から「在庫にある色」しか選べません。イメージカラーのレゾナンスブルー/スーパーブラックの2トーンが欲しくても、在庫が無ければ待つしかないんです。
色選びについてはキックスの全ボディカラー一覧も参考にしてみてください。
また、Gではダークメタルグレー(モノトーン)が選べないなど、グレードと色の組み合わせにも決まりがあります。未使用車でも、この組み合わせは変わりません。
メーカーオプションは後から付けられない
アラウンドビューモニターやBOSEのサウンドシステム、パノラミックガラスルーフなどは、グレードによって標準またはメーカーオプションです。
メーカーオプションは工場で組み付けるものなので、後から足すことはできません。未使用車を選ぶなら、付いている装備を1つずつ確認するのが先です。
「X+だからアラウンドビューモニター付きだろう」と思い込んで契約し、納車後に思っていた装備と違うと気づくケースです。グレード名だけで判断せず、販売店の装備表と実車で確かめておきましょう。
車検と保証の残りが減っている
新車の初回車検は登録から3年後です。未使用車は販売店が登録した日から数えるので、そのぶん短くなります。
メーカー保証も初度登録日から数えるのが基本です。店頭に長く置かれていた車ほど、残りの期間は短くなります。
保証を引き継ぐには、販売店で点検を受けて継承の手続きをするのが一般的です。契約前に「保証継承の手続きは込みか」を聞いておくと安心です。
旧型P15の未使用車に注意して見分ける
ここはキックスならではの注意点です。
旧型のP15型は、2026年6月16日で国内販売を終えました。新車ではもう買えませんが、販売終了前に登録された車が「未使用車」として並ぶことがあります。
P15とP16は、名前は同じキックスでも中身がかなり違います。
| 項目 | 旧型 P15 | 新型 P16 |
|---|---|---|
| 発電用エンジン | 1.2L HR12DE | 1.4L HR14DDe |
| 4WDの名前 | e-POWER 4WD(X FOUR) | e-4ORCE |
| WLTC燃費(2WD) | 23.0km/L(2022年7月以降) | 25.7km/L(X系) |
| 全幅 | 1,760mm | 1,800mm |
| 生産 | タイ | 日本(追浜工場) |
出典: 日産公式諸元表・ニュースリリース(P15は2022年7月マイナーチェンジ時の値)。
P15の未使用車が安く見えても、それは「旧型だから」という理由のこともあります。新型と同じ物差しで値段を比べないようにしましょう。
『見た目が似ていて、どっちか分からない…』という時は、車検証の型式を見るのが確実です。
- 販売店に車検証(または写し)を見せてもらう
- 「型式」の欄を確認する
- 6AA-P16 または 6AA-SNP16 なら新型P16
- それ以外の型式なら旧型P15の可能性が高いので、年式とあわせて店に確認する

旧型を中古で選ぶ時の見どころは旧型キックス(P15)を中古で買うならで詳しく扱っています。
新車と未使用車、どっちを選ぶ?判断の目安
ここまでの話を、判断しやすい形にまとめておきますね。
| こんな人 | 向いている買い方 | 理由 |
|---|---|---|
| 色・グレードにこだわりたい | 新車 | 全9色・8タイプから選べる |
| メーカーオプションを付けたい | 新車 | 後付けできない装備がある |
| とにかく早く乗りたい | 未使用車 | 在庫なので納車が早い |
| 予算を少しでも抑えたい | 両方の総額を比べる | 新車も値引きがある |
| 長く乗って車検・保証を使い切りたい | 新車 | 残り期間が丸ごと使える |
例えば、こんな会話になる場面をよく想像してみてください。
「この未使用車、新車より安いですよ」
「ありがとうございます。同じ仕様で新車の見積もりも出してもらえますか」
この一言を言えるかどうかで、比べる精度がぐっと上がります。
未使用車の値札が安く見えても、新車の値引き後の総額と並べると差が小さいことがあります。最後は「総額の差」と「選べないことを我慢できるか」の2つで決めるのがおすすめです。
在庫は条件で絞ってから見る
未使用車を探す時は、最初に「グレード」「駆動方式」「色」の3つで絞り込むと、比べる台数が減って判断が楽になります。
特に駆動方式は、2WDとe-4ORCEで同じグレードでも約35万円の差があります。どちらにするか迷っている方はe-4ORCEと2WDの選び方を先に読んでおくと、絞り込みがスムーズです。
現車を見に行く時のチェック
未使用車でも、展示場に長く置かれていた車はあります。現車を見る時は、次の点を確かめておくと安心です。
- 初度登録年月(車検の残りと保証の起算日が分かる)
- 走行距離と、ボディやホイールの小さな傷
- 付いているオプションと、取扱説明書・スペアキーの有無
- 支払総額に何が含まれているか
売る時に差は出る?リセールの考え方
『未使用車は中古扱いだから、売る時に不利なのでは?』と心配する方もいます。
実は、売る時の値段を決めるのは「新車で買ったか、未使用車で買ったか」より、年式・走行距離・グレード・色・状態のほうです。
ただし、車検証上は販売店が最初の持ち主になっているので、「ワンオーナー」と言えるかどうかは店によって扱いが分かれることもあります。
売る時の差がどこで出るかはキックスのリセールバリューで、グレードと色ごとにまとめています。
よくある質問
キックスの新古車と未使用車は同じものですか?
同じものを指すことがほとんどです。いまは「未使用車」と呼ぶのが一般的です。登録だけ済ませてほとんど走っていない車のことです。
新型P16の未使用車はもう出回っていますか?
発売が2026年6月18日なので、まだ台数は多くないと考えておくのが無難です。地域や時期で変わるので、在庫検索でこまめに確認してみてください。
未使用車でもメーカー保証は受けられますか?
受けられるのが一般的ですが、期間は初度登録日から数えます。保証継承の手続きが必要な場合があるので、契約前に販売店に確認しておきましょう。
未使用車にオプションを追加できますか?
ディーラーオプション(後付け用品)は付けられることが多いです。メーカーオプションは工場で組み付けるため、後から追加することはできません。
旧型P15の未使用車と新型P16の未使用車はどう見分けますか?
車検証の型式で見分けるのが確実です。新型P16は2WDが6AA-P16、e-4ORCEが6AA-SNP16です。
まとめ
- 未使用車は「登録済みでほとんど走っていない中古車」
- 新車の本体価格は2,999,700円(Xシンプル 2WD)〜4,248,200円(G e-4ORCE)
- 比べる時は値札ではなく、両方の支払総額でそろえる
- 未使用車は早く安く買える反面、色・オプションが選べず、車検と保証の残りが減る
- 旧型P15の未使用車もあるので、車検証の型式で見分ける



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