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キックスにリコールが出たと聞いて、自分の車が対象なのか気になっている。案内のはがきが来ていないけれど、本当に大丈夫なのか不安になりますよね。
結論から言うと、旧型P15のキックスには、これまでに4件の国内リコールが届け出られています。対象かどうかは、車検証の車台番号を日産公式サイトに入れれば数分で分かります。
この記事を読めば、4件の中身と対象の時期、そして自分の車を調べる手順がわかります。
キックスのリコールは何件出ている?
日産 キックスの名前で国内に届け出られたリコールのうち、日産公式サイトと国土交通省の発表で確認できたものを並べます。どれも旧型のP15です。
| 届出日 | 対象の型式 | 対象の製作期間 | 対象台数 | 不具合の部位 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年10月7日 | 6AA-P15 | 2020年7月30日〜2021年9月7日 | 35,111台 | 後席のチャイルドシート固定金具 |
| 2022年6月9日 | P15(前期) | 2020年5月18日〜2021年11月1日 | 4,736台 | 後輪のアクスルボルト |
| 2023年7月14日 | 6AA-P15 | 2020年5月18日〜2022年3月23日 | 66,190台 | 車両制御のプログラム |
| 2025年3月27日 | 6AA-RP15/6AA-SNP15 | 2022年5月18日〜2024年9月4日 | 23,247台 | 駆動用電池の制御プログラム |
出典: 日産公式「リコール関連情報」(届出番号5027・5352・5632)、国土交通省 報道発表資料(2021年10月7日・2022年6月9日)。2023年7月14日の届出はノートなど5車種まとめての届出で、表はキックス分の台数です。2026年10月時点で確認した内容です。
型式を見ると、2022年7月のマイナーチェンジより前のP15(6AA-P15)が3件、後のP15(6AA-RP15・6AA-SNP15)が1件です。
『こんなに出ているの?』と驚いた方もいるかもしれません。
ただ、リコールはメーカーが不具合の可能性を見つけて、自分から届け出て無料で直す制度です。対象になったら、修理を受ければ済む話なんです。
- 国内のキックスのリコールは、確認できた範囲で4件。すべて旧型P15
- 前期のP15は3件、2022年7月以降の後期は1件が対象になりうる
- 対象かどうかは車台番号で調べるのが確実。修理は無料
前期か後期かは型式で見分けられます
自分のP15がどちらなのか、すぐには分からないですよね。車検証の型式欄を見れば、ひと目で分かります。
| 区分 | 車検証の型式 | 駆動 | 対象になりうるリコール |
|---|---|---|---|
| 前期P15 | 6AA-P15 | 2WD | 2021年10月・2022年6月・2023年7月の3件 |
| 後期P15 | 6AA-RP15 | 2WD | 2025年3月の1件 |
| 後期P15 | 6AA-SNP15 | 4WD(X FOUR) | 2025年3月の1件 |
出典: 日産公式「リコール関連情報」の対象型式から作成。後期は2022年7月のマイナーチェンジ以降で、4WDのX FOURもこの時に加わりました。
ただし、型式が合っていても製作期間の外なら対象外です。最後は車台番号で確かめてください。
旧型P15の前期と後期の違いは旧型キックス(P15)を中古で買うならで詳しく扱っています。
4件のリコールの中身をひとつずつ
ここからは、それぞれのリコールで何が起きるおそれがあったのか、どう直すのかを見ていきます。
2021年10月:チャイルドシートの固定金具
後席の右側の座席の、中央寄りにあるISOFIXの固定金具の話です。金具を作る型が適切でなかったため、差し込み口が規定より狭くなっていることがありました。
そのままだと、最悪の場合チャイルドシートを取り付けられないおそれがあります。直し方は、金具を点検して、寸法がおかしければ修正する内容です。
小さなお子さんがいる家庭では、気になるところですよね。中古で前期のP15を買う時は、ここが済んでいるか確かめておきましょう。
2022年6月:後輪のアクスルボルト
後輪のハブを固定するボルトの締め付け作業が適切でなかった、という内容です。走行中の振動でボルトが緩み、部品がガタついて異音が出るおそれがありました。
放っておくとボルトが外れて、ホイールがロックする可能性もあると報じられています。直し方は、左右の後輪のボルトを点検し、決められた力で締め直すものです。
2023年7月:クルーズコントロールのあとの加速
e-POWER車と電気自動車の、車両を制御するコンピューターのプログラムの話です。キックスのほか、ノートなど合わせて5車種、合計478,255台が対象になりました。
クルーズコントロールを切った直後に特定の操作をすると、意図しない加速をするおそれがある、という内容です。直し方は、制御プログラムを修正するものになります。
2025年3月:駆動用電池の制御プログラム
2022年7月のマイナーチェンジ後、つまり後期のP15が対象です。リチウムイオン電池を管理するコントローラーのプログラムが適切でなく、電池の残りを正しくつかめなくなることがありました。
そうなるとメーターの表示が増えたり減ったりをくり返し、最悪の場合は電池不足と判定されて走れなくなるおそれがあります。直し方は、プログラムを確かめて、対象なら対策版に書き換えるものです。
『急に走れなくなったら怖い…』と感じますよね。後期のP15に乗っている方は、まずこの1件が済んでいるかを調べてみてください。

新型P16のリコールは?
2026年6月に発売された新型P16について、この記事を書いた2026年10月時点で確認した範囲では、国内のリコール届出は見当たりませんでした。
ただ、発売から間もない車は、これから届出が出ることもあります。リコールの情報は随時増えるので、この記事の一覧より、日産公式の検索が最新です。
なお、P16と同じ世代のキックスは、北米では2024年から売られています。海外でのリコールの話が日本の車にも当てはまるかは、日産の国内向けの発表で確かめるようにしてください。
キックスには、現行のP16(2026年6月発売)、旧型のP15(2020年6月〜2026年6月販売)、昔の軽自動車のキックス(PA0型、三菱パジェロミニのOEM)があります。車検証の型式欄を見ると、どれなのかがはっきりします。
自分のキックスが対象か調べる方法
ここが一番大事なところです。対象かどうかは、車ごとの車台番号で決まります。
製作期間に入っていても、実は対象外の車もあるんです。逆に、表の期間だけで「うちは関係ない」と決めつけるのも危ないので、番号で調べるのが確実です。

- 車検証を用意して、「車台番号」の欄を確かめる
- 日産公式サイトの「リコール関連情報」のページを開く
- 車台番号を入力して、対象のリコールと実施済みかを確かめる
- 国土交通省の「自動車のリコール・不具合情報」でも、届出の中身を読める
- 対象で未実施なら、日産の販売店に連絡して修理を予約する
修理は、対象であれば無料です。中古で買った車や、家族から譲ってもらった車でも同じなんです。
例えばこんなやり取りで予約できます。
「車台番号で調べたら、リコールが未実施と出ました。予約できますか?」
「ありがとうございます。部品を確認して、入庫日をご案内しますね」
部品の取り寄せが必要な場合もあるので、予約の時に作業時間も聞いておくと安心です。
引っ越しや名義変更のあと、車検証の住所が古いままだと、案内のはがきが届かないことがあります。中古で買った場合は、前の持ち主にはがきが届いていたケースもあります。車台番号で自分から調べるのが確実です。
中古でキックスを買う時の確かめ方
旧型P15を中古で探している方は、リコールの実施状況も比べる材料にしてみてください。
前期のP15なら最大で3件、後期なら1件が対象になりえます。整備記録簿や、ボンネットの内側などに貼られる実施済みのステッカーで分かることもあります。
- 車台番号で、リコールが実施済みかどうか
- 整備記録簿に、リコールの作業記録があるか
- 後期のP15は、駆動用電池の制御プログラムの書き換えが済んでいるか
- 前期のP15は、3件それぞれが済んでいるか
販売店に車台番号を聞けば、買う前に自分で調べられます。『聞いたら失礼かな』と思う必要はありません。普通に確認していいことなんです。
中古選び全体のポイントはキックスの中古車の選び方で見られます。
リコール以外の不調はどうする?
リコールの対象でなくても、メーターに警告灯が点いたり、気になる音がしたりすることはありますよね。
そうした時は、まず警告灯の意味を確かめてみてください。色と形で、すぐに止まるべきか、点検でよいかが分かります。
詳しくはキックスの警告灯・警告音の意味と対処にまとめています。部位ごとの故障の傾向と修理費の目安は、キックスの故障しやすい箇所と修理費の目安で見られます。
また、リコールのほかに、メーカーが無料で直す「サービスキャンペーン」もあります。点検に出した時に、対象になっていないか聞いてみるのもおすすめです。
気になる不調が続くなら、手放す選択肢も
リコールの修理は無料なので、それ自体を理由に手放す必要はありません。ただ、リコール以外の修理が重なってきたら、修理代と今の車の値段を並べてみるのも一つの手です。
リコールの実施が済んでいる車は、売る時も説明しやすくなります。今のキックスにいくら付くか、一度だけでも知っておくと判断が楽になりますよ。
新しいキックスに乗り換えるなら、値引きの目安はキックスの値引き相場と限界額で確かめられます。
- 日産自動車「リコール関連情報」:車台番号で対象を検索できる
- 国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」:届出の内容と不具合の情報提供
よくある質問
キックスのリコールは何件ありますか?
日産公式と国土交通省の発表で確認できた国内のリコールは、2026年10月時点で旧型P15の4件です(2021年10月、2022年6月、2023年7月、2025年3月の届出)。最新の情報は日産公式サイトで確かめてください。
新型キックス(P16)にリコールはありますか?
2026年10月時点で確認した範囲では、P16の国内リコール届出は見当たりませんでした。発売から間もないので、今後の届出は日産公式のリコール情報で確かめるのが確実です。
自分の車が対象かどうかはどうやって調べますか?
車検証の車台番号を、日産公式サイトの「リコール関連情報」の検索に入れると分かります。対象で未実施なら、日産の販売店で無料で修理を受けられます。
中古で買ったキックスでも無料で直してもらえますか?
はい。リコールの修理は、持ち主が変わっていても対象の車なら無料です。中古で買った方は、案内が届いていない場合もあるので一度調べておきましょう。
後期のP15で気をつけたいリコールはどれですか?
2025年3月に届け出られた、駆動用電池の制御プログラムのリコールです。対象の製作期間は2022年5月18日〜2024年9月4日で、型式は6AA-RP15・6AA-SNP15です。
まとめ
- キックスの国内リコールは、確認できた範囲で旧型P15の4件
- 前期P15(6AA-P15)が3件、後期P15(6AA-RP15・6AA-SNP15)が1件
- 新型P16は、2026年10月時点で確認した範囲では国内のリコール届出なし
- 対象かどうかは車台番号で日産公式サイトを検索するのが確実。修理は無料
- 中古で買う時は、実施済みかを車台番号と整備記録簿で確かめる



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