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コンパクトSUVを探していると、日産 キックスとトヨタのヤリスクロスで迷う方、本当に多いですよね。
結論から言うと、車内の広さとモーターで走る感覚、全車標準のプロパイロットを取るならキックス。価格の安さと燃費の数字を取るならヤリスクロスです。
この記事では、両車の公式の数字を並べて、どこにいくら差があるのかを見ていきます。
キックスとヤリスクロス、先に結論から
まずは全体の差をざっくり並べます。細かい数字は後の章で見ていきますね。
| 項目 | キックス(P16) | ヤリスクロス |
|---|---|---|
| 価格 | 2,999,700〜4,248,200円 | 2,126,300〜3,355,000円 |
| パワートレイン | e-POWERのみ | ハイブリッド/ガソリン |
| 全長×全幅 | 4,365×1,800mm | 4,180〜4,200×1,765mm |
| 燃費(WLTC・最良) | 25.7km/L | 30.8km/L(ハイブリッド2WD) |
| 4WD | e-4ORCE(リヤ50kW) | E-Four(リヤ3.9kW)/ガソリン4WD |
出典: キックスは日産公式 主要諸元表・2026年6月発売時の全国希望小売価格(消費税込)。ヤリスクロスはトヨタ公式サイトのグレード・価格データと主要諸元表(2026年8月版)を2026年10月に確認。
- 安さと燃費の数字ならヤリスクロス
- 車内の広さ、モーターの力強さ、4WDの本格さならキックス
- キックスは一番安いグレードでも約300万円。予算の考え方が変わる
『結局、同じクラスなんでしょ?』と思うかもしれません。でも並べてみると、キックスはヤリスクロスよりひと回り大きく、価格帯も一段上なんです。
価格はどれくらい違う?
価格の差は、思っているより大きいです。キックスはe-POWERだけなので、一番安いXシンプルパッケージ(2WD)でも2,999,700円です。
ヤリスクロスにはガソリン車があり、X(ガソリン2WD)なら2,126,300円から買えます。
ハイブリッド同士で比べるなら、こんな並びになります。
| 価格帯 | キックス(2WD) | ヤリスクロス ハイブリッド(2WD) |
|---|---|---|
| 250万円台 | なし | X 2,510,200円/U 2,549,800円 |
| 270万円台 | なし | G 2,712,600円 |
| 290万〜310万円台 | Xシンプル 2,999,700円 | Z 2,992,000円/Z“Adventure” 3,107,500円/GR SPORT 3,169,100円 |
| 320万円台 | X 3,259,300円 | なし |
| 350万円台 | X+ 3,549,700円 | なし |
| 390万円台 | G 3,898,400円 | なし |
出典: キックスは2026年6月発売時の全国希望小売価格(消費税込)。ヤリスクロスはトヨタ公式サイト掲載のメーカー希望小売価格(消費税込)を2026年10月に確認。
ヤリスクロスの最上級グレードの価格帯に、キックスの一番安いグレードがやっと並ぶ形です。

4WD同士だとどうなる?
4WDで比べても、傾向は同じです。キックスのe-4ORCEは3,349,500〜4,248,200円、ヤリスクロスのハイブリッドE-Fourは2,757,700〜3,355,000円です。
ただ、キックスの4WDは後輪にも強いモーターが付く本格的な電動4WDです。この違いは後の章で説明しますね。
グレードごとの価格はキックスの新車価格一覧で全部見られます。
サイズはどっちが大きい?
キックスの方が、長さも幅もひと回り大きいです。
| 項目 | キックス(P16) | ヤリスクロス |
|---|---|---|
| 全長 | 4,365mm | 4,180〜4,200mm |
| 全幅 | 1,800mm | 1,765mm |
| 全高 | 1,615mm(e-4ORCEは1,610mm) | 1,580〜1,590mm |
| ホイールベース | 2,655mm | 2,560mm |
| 最低地上高 | 170mm | 160〜170mm |
| 最小回転半径 | 5.3m | 5.3m |
| 室内長×室内幅 | 1,930×1,450mm | 1,845×1,430mm |
出典: 日産公式 主要諸元表(2026年6月)、トヨタ公式 主要諸元表(2026年8月版・2026年10月確認)。室内寸法は両社とも社内測定値。
全長はキックスが165〜185mm長く、ホイールベースも95mm長いです。この差が、後ろの席の足元の広さにつながっています。
『大きいと運転しにくいのでは?』と心配になりますよね。
実は、最小回転半径はどちらも5.3m。Uターンや車庫入れの小回りは同じ数字なんです!
ヤリスクロスも全幅1,765mmで、1,700mmを超える3ナンバーです。キックスとの差は35mm。立体駐車場の幅の制限は、両方とも1,800mm以上かを確認しておきましょう。
キックスのサイズの細かい話はキックスのサイズ一覧にまとめています。
燃費と走りの仕組みはどう違う?
燃費の数字だけを見ると、ヤリスクロスのハイブリッドが有利です。
| 仕様 | キックス(WLTC) | ヤリスクロス(WLTC) |
|---|---|---|
| 2WDの最良 | 25.7km/L(X系) | 30.8km/L(ハイブリッド X) |
| 2WDの上級 | 23.4km/L(G) | 27.8km/L(ハイブリッド Z) |
| 4WDの最良 | 21.5km/L(X系 e-4ORCE) | 28.6km/L(ハイブリッド X E-Four) |
| ガソリン車 | 設定なし | 2WD 17.6〜18.9km/L |
| 燃料タンク | 45L | ハイブリッド36L/ガソリン42L |
出典: 両社公式 主要諸元表(国土交通省審査値)。キックスは2026年6月、ヤリスクロスは2026年8月版を2026年10月に確認。
ガソリン代の差はどれくらい?
年間1万km走って、ガソリンが1Lあたり170円だと仮定して計算してみますね。
| 車 | 年間の給油量 | 年間のガソリン代 |
|---|---|---|
| キックス X系 2WD(25.7km/L) | 約389L | 約66,100円 |
| ヤリスクロス ハイブリッド X 2WD(30.8km/L) | 約325L | 約55,200円 |
カタログ値での計算なので、実際の燃費はもっと下がります。それでも、差は年間1万円ちょっとという目安です。
車両価格の差(数十万円)に比べると、ガソリン代の差は小さめです。燃費の数字だけで決めなくても大丈夫ですよ!
走りの感覚は別物
キックスのe-POWERは、エンジンは発電だけをして、タイヤは常にモーターで回します。フロントモーターは105kW(143PS)・315N・mです。
ヤリスクロスのハイブリッドは、エンジンとモーターを組み合わせて走ります。フロントモーターは59kW(80PS)・141N・mです。
「踏んだ瞬間にスッと前に出る感じが欲しい」
「それならモーターだけで走るキックスを試乗してみるといいですよ」
こんな会話が、試乗の決め手になることも。数字では分かりにくい部分なので、両方に乗り比べてみてください。
キックスの実際の燃費はキックスの実燃費はどれくらい?で詳しく見られます。
4WDの中身は大きく違う
4WDを考えている方は、ここが一番大事なところです。
キックスのe-4ORCEは、後輪に50kW(68PS)・140N・mのモーターを積んでいます。ヤリスクロスのE-Fourの後輪モーターは3.9kW(5.3PS)・52N・mです。
| 項目 | キックス e-4ORCE | ヤリスクロス E-Four |
|---|---|---|
| リヤモーター出力 | 50kW(68PS) | 3.9kW(5.3PS) |
| リヤモータートルク | 140N・m | 52N・m |
| WLTC燃費(最良) | 21.5km/L | 28.6km/L |
| 価格(一番安い型) | 3,349,500円 | 2,757,700円 |
出典: 日産公式 主要諸元表(2026年6月)、トヨタ公式 主要諸元表(2026年8月版・2026年10月確認)。
ヤリスクロスのE-Fourは、滑りやすい場面で発進を手伝うタイプです。キックスのe-4ORCEは、後輪もしっかり力を出して前後で配分するタイプと考えると分かりやすいです。

- 雪道や坂道を毎日のように走る
- 後輪の力で安定して走りたい
- ドライブモードのSNOWを使いたい
- 雪は年に数回程度
- 4WDでも燃費の数字を重視したい
- 4WDの予算を抑えたい
e-4ORCEと2WDの選び方はキックスのe-4ORCEと2WDどっち?で詳しく書いています。
装備・税金と、使い方別の選び方
キックスは、運転支援のプロパイロットと12.3インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイが全車に付いています。一番安いXシンプルパッケージでも同じです。
ヤリスクロスの装備はグレードでかなり変わるので、見積もりの時に1つずつ確かめておくのがおすすめです。
- 前の車に付いていく運転支援が付いているか
- 駐車を助けるカメラが標準かオプションか
- ナビやディスプレイの大きさと費用
- 4WDにした時の価格差
税金はほぼ同じ区分
自動車税(種別割)は、キックスが総排気量1.433L、ヤリスクロスが1.490Lです。どちらも1.0L超1.5L以下の区分なので、年額は同じ30,500円になります。
重量税は車両重量で決まります。キックスの方が重いので、e-4ORCEは1.5t超の区分に入る点だけ覚えておきましょう。税金の細かい話はキックスの自動車税と重量税で確認できます。
どっちを選ぶ?使い方別の目安
ここまでの数字を、使い方に当てはめてみます。
| こんな人 | 合いやすい車 |
|---|---|
| 予算を250万円前後に抑えたい | ヤリスクロス |
| 燃費の数字を一番に考える | ヤリスクロス ハイブリッド |
| 後ろの席に大人を乗せることが多い | キックス |
| 運転支援を全グレードで付けたい | キックス |
| 雪道を毎日走る | キックス e-4ORCE |
| 1人か2人での街乗りが中心 | ヤリスクロス |
『どっちも良さそうで決められない…』という方は、見積もりを並べてみるのが一番の近道です。
車両価格の差は大きくても、値引きやオプション、下取りを含めた総額では差が縮まることもあります。
- キックスは欲しいグレードで1枚、1つ下のグレードで1枚取る
- ヤリスクロスは同じくらいの装備のグレードで取る
- オプションと諸費用を除いた本体価格で並べる
- 最後に支払い総額で比べる
値引きの目安はキックスの値引き相場と交渉の順番を先に読んでおくと、交渉が進めやすくなりますよ。
ほかのライバルとの違いも気になる方は、キックスとヴェゼル・WR-Vの比較、キックスとノート・オーラの違い、キックスとエクストレイルの比較もあわせてどうぞ。
よくある質問
キックスとヤリスクロスはどっちが大きいですか?
キックスの方が大きいです。全長はキックスが4,365mm、ヤリスクロスが4,180〜4,200mmで、全幅もキックスが35mm広い1,800mmです。最小回転半径はどちらも5.3mです。
燃費はどちらが良いですか?
WLTCモードの数字ではヤリスクロスのハイブリッドが有利です。2WDの最良でキックスが25.7km/L、ヤリスクロスが30.8km/Lです。
価格の差はどれくらいですか?
キックスは2,999,700〜4,248,200円、ヤリスクロスは2,126,300〜3,355,000円です。キックスの一番安いグレードが、ヤリスクロスの上級グレードと同じくらいの価格です。
4WDならどちらが雪道向きですか?
後輪のモーターの力はキックスのe-4ORCEが50kW、ヤリスクロスのE-Fourが3.9kWです。雪道を走る日が多いなら、キックスのe-4ORCEの方が安心感を得やすいです。
自動車税は違いますか?
どちらも総排気量が1.0L超1.5L以下なので、自動車税(種別割)は同じ年30,500円です。
まとめ
- 価格と燃費の数字はヤリスクロスが有利
- 車内の広さとモーターの力強さはキックスが有利
- 最小回転半径はどちらも5.3mで、小回りは同じ
- 4WDの後輪モーターはキックス50kW、ヤリスクロス3.9kW
- 迷ったら同じ条件で見積もりを取って総額で比べる






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