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日産のSUVを買うなら、キックスとエクストレイルのどちらにするか。大きさも値段も違いそうだけど、実際どれくらい違うのか気になりますよね。
結論から言うと、4人までで街乗り中心ならキックス、5人で長距離やキャンプ、7人乗りが必要ならエクストレイルです。2WDの入り口どうしで比べると、エクストレイルは約83万円高く、全長は325mm長くなります。
この記事を読めば、価格・サイズ・燃費・維持費の差が数字で並び、自分にはどちらが合うかが判断できます。
キックスとエクストレイルはどんな関係?
日産 キックスはコンパクトSUV、エクストレイルはひとつ上のミドルサイズSUVです。どちらもエンジンで発電してモーターで走るe-POWERだけで、ガソリン車やディーゼルはありません。
4WDの名前もどちらも「e-4ORCE」です。前後2つのモーターで4輪を動かす方式なんです。
| 項目 | キックス(P16) | エクストレイル(T33) |
|---|---|---|
| クラス | コンパクトSUV | ミドルサイズSUV |
| 発売 | 2026年6月18日 | 2022年7月25日(2026年9月3日に一部仕様変更) |
| 発電用エンジン | 1.4L 直3 HR14DDe | 1.5L 直3ターボ KR15DDT(VCターボ) |
| 駆動 | 2WD/e-4ORCE | 2WD/e-4ORCE |
| 乗車定員 | 5名 | 5名(X e-4ORCEに7名あり) |
出典: 日産公式 主要諸元表(キックス 2026年6月・エクストレイル 2026年9月)。
キックスは発売から間もない新型、エクストレイルは発売から4年たち改良を重ねてきたモデルです。『新しいほうが良いのでは?』と思う方もいるかもしれませんが、車の大きさと役割がそもそも違うんです。
- どちらもe-POWERだけ。4WDはどちらもe-4ORCE
- エクストレイルは一回り大きく、3列7人乗りも選べる
- 価格・燃費・取り回しではキックスが有利
価格はどれくらい違う?
まずは価格です。同じグレード名「X」「G」があるので、並べて比べてみましょう。
| グレード | キックス | エクストレイル | 差額 |
|---|---|---|---|
| X 2WD | 3,259,300円 | 4,092,000円 | 832,700円 |
| G 2WD | 3,898,400円 | 4,653,000円 | 754,600円 |
| X e-4ORCE | 3,599,200円 | 4,389,000円 | 789,800円 |
| G e-4ORCE | 4,248,200円 | 4,950,000円 | 701,800円 |
出典: キックス=2026年6月発売時、エクストレイル=2026年9月3日一部仕様変更後の全国希望小売価格(消費税込・日産公式)。
同じグレード名どうしなら、差はおよそ70万〜83万円です。エクストレイルは2026年9月の改良で廉価グレードの「S」がなくなり、いちばん安いのがX 2WDの4,092,000円になりました。
いっぽうキックスには、もっと手ごろなXシンプルパッケージ(2WD 2,999,700円)があります。両方の一番安いグレードで比べると、差は1,092,300円です。
キックスの最上級とエクストレイルの入り口が近い
ここが迷いやすいところです。キックスのG 2WD(3,898,400円)と、エクストレイルのX 2WD(4,092,000円)の差は193,600円しかありません。
『それならエクストレイルにしたほうがいい?』と考える方も多いはずです。ただ、キックスのGは19インチのタイヤ(225/45R19)を履く装備の厚いグレードで、エクストレイルのXは装備を抑えたグレードです。
大きさを取るか、装備を取るかの選択になります。下の表で、サイズの差も見てから決めてみてください。
キックスの全グレードの価格はキックスの新車価格一覧で見られます。
サイズはどれくらい違う?
ここが一番の違いです。数字で並べると、思った以上の差があるかもしれません。
| 項目 | キックス(2WD) | エクストレイル(2WD) | 差 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,365mm | 4,690mm | 325mm |
| 全幅 | 1,800mm | 1,840mm | 40mm |
| 全高 | 1,615mm | 1,720mm | 105mm |
| ホイールベース | 2,655mm | 2,705mm | 50mm |
| 最低地上高 | 170mm | 200mm(e-4ORCEは185mm) | 30mm |
| 最小回転半径 | 5.3m | 5.4m | 0.1m |
| 室内長×幅×高 | 1,930×1,450×1,230mm | 1,980×1,540×1,255mm(2列車) | |
| 車両重量 | 1,430〜1,480kg | 1,750〜1,770kg | 約300kg |
出典: 日産公式 主要諸元表(キックス 2026年6月・エクストレイル 2026年9月)。
全長は325mm、つまり30cm以上違います。後ろの荷室と後席の足元に、その差がそのまま出るんです。
室内幅も90mm広いので、後席に大人3人で座る時の窮屈さが違います。5人でよく出かける家族なら、エクストレイルの広さはありがたいはずです。
いっぽう、最小回転半径は5.3mと5.4mでほぼ同じです。狭い道での曲がりやすさは大きく変わりません。
エクストレイルの全幅は1,840mm、全高は1,720mmです。古いマンションや月極の駐車場では、幅や高さの制限にかかることがあります。キックスでも全高1,615mmなので、高さ1,550mmまでの機械式駐車場には入りません。
例えばこんな場面です。
「エクストレイルのほうが広いけど、うちの車庫だとドアを開けるスペースが心配だね」
「メジャーで測ってから、試乗の時に実際に停めてみようか」
キックスの寸法の詳しい見方はキックスのサイズ一覧にまとめています。

燃費と走りはどう違う?
車重が約300kg違うので、燃費はキックスが有利です。
| 項目 | キックス | エクストレイル |
|---|---|---|
| WLTC燃費(2WD) | 25.7km/L(G 23.4km/L) | 19.4km/L |
| WLTC燃費(e-4ORCE) | 21.5km/L(G 20.1km/L) | 18.1km/L(3列 18.0km/L) |
| 燃料タンク | 45L | 55L |
| フロントモーター | 105kW(143PS)・315N・m | 150kW(204PS)・330N・m |
| リヤモーター(e-4ORCE) | 50kW(68PS)・140N・m | 100kW(136PS)・195N・m |
| 使用燃料 | レギュラー | レギュラー |
出典: 日産公式 主要諸元表。燃費は国土交通省審査値。キックスのX系はX シンプルパッケージ・X・X+。
年間1万km走り、レギュラーガソリンが1Lあたり170円という仮の条件で計算してみます。地域と時期で価格は変わるので、目安として見てください。
| 仮の条件で計算 | キックス | エクストレイル | 差 |
|---|---|---|---|
| 2WD(X系とX) | 約66,100円 | 約87,600円 | 約21,500円 |
| e-4ORCE(X系とX) | 約79,100円 | 約93,900円 | 約14,800円 |
2WDなら年2万円ほど、キックスのほうがガソリン代が安くなる計算です。
走りの余裕はエクストレイル
モーターの力は、エクストレイルが一回り上です。特にe-4ORCEのリヤモーターは100kWと、キックスの倍の出力があります。
荷物と人をいっぱいに積んで山道を走る、雪道を長く走る。そんな使い方なら、エクストレイルの余裕は効いてきます。
実は、エクストレイルの4WDにはOFF-ROADモードもあります。キックスのe-4ORCEはSNOWモードまでなので、未舗装路をよく走る方は覚えておきたいところです。
キックスの燃費の実際はキックスの実燃費で詳しく見られます。
維持費は?税金は同じでも重量税が違う
税金の面では、意外な共通点があります。どちらも排気量が1.5L以下なので、自動車税は同じ年30,500円なんです。
| 項目 | キックス | エクストレイル |
|---|---|---|
| 総排気量 | 1.433L | 1.497L |
| 自動車税(年額) | 30,500円 | 30,500円 |
| 重量税の区分 | 2WD 1.0t超1.5t以下/e-4ORCE 1.5t超2.0t以下 | 1.5t超2.0t以下 |
| タイヤ(標準) | 215/60R17・Gは225/45R19 | Xは235/60R18・Gは235/55R19 |
出典: 日産公式 主要諸元表。自動車税は2019年10月以降に新規登録した自家用乗用車の税額。
差が出るのは、重量税とタイヤです。キックスの2WDは重量税の区分が1段軽く、車検ごとの負担が小さくなります。
タイヤもキックスのX系は17インチです。スタッドレスを買う時や交換の時に、サイズの小さいほうが費用を抑えやすくなります。
- 重量税(キックス2WDは1段軽い区分)
- タイヤ代(17インチと18・19インチ)
- ガソリン代(2WDで年2万円前後の差の計算)
- 任意保険(車両保険の金額は車両価格で変わる)
キックスの維持費の全体はキックスの維持費は年間いくら?で内訳を出しています。
キックスとエクストレイル、どちらを選ぶ?
ここまでの差を、使い方に当てはめてみましょう。
- 乗るのは1〜4人がほとんど
- 街乗りと買い物が中心で、ときどき遠出
- 車両価格と維持費を抑えたい
- 車庫や駐車場があまり広くない
- 大人5人で乗ることが多い
- 3列目が必要な場面がある(X e-4ORCEのみ)
- キャンプや雪山など、荷物を積んで遠くへ行く
- 未舗装路も走る
『家族が増えるかもしれないし、大きいほうが安心かな』と迷う方もいるはずです。ただ、使わない広さのために毎年のガソリン代と重量税を払い続けることになります。
今の使い方で、後席に3人座る日が月に何回あるかを数えてみてください。ほとんど無いなら、キックスで困ることは少ないはずです。
兄弟のような日産のほかの車とも比べると
日産で背の高い車を探していて、キックスと一緒にほかの車を思い浮かべる方もいます。
7人以上でよく乗るなら、ミニバンのセレナやエルグランドの出番です。セレナのe-POWERも、キックスと同じ1.4Lの発電用エンジンを使っています(日産公式 主要諸元)。
ムラーノは、いまの日本の新車ラインアップにはありません。大きなSUVが欲しいなら、日産ではエクストレイルが一番上になります。
見積もりは装備をそろえて比べましょう
キックスのGとエクストレイルのXのように価格が近い組み合わせは、装備の差が大きいので注意が必要です。
例えばこんな頼み方をすると、比べやすくなります。
「キックスのGと、エクストレイルのXにナビとアラウンドビューモニターを付けた見積もりを並べてください」
値引きの目安と交渉の順番はキックスの値引き相場と限界額で確かめられます。トヨタやホンダのSUVとも比べたい方は、キックスとヤリスクロスの違いやキックスとヴェゼル・WR-Vの比較も読んでみてください。

よくある質問
キックスとエクストレイルの価格差はいくらですか?
同じX 2WDどうしで832,700円です(キックス 3,259,300円、エクストレイル 4,092,000円)。一番安いグレードどうしでは、キックスのXシンプルパッケージ2WD(2,999,700円)との差が1,092,300円になります。
サイズはどれくらい違いますか?
エクストレイルは全長が325mm、全幅が40mm、全高が105mm大きくなります(2WD同士)。最小回転半径は5.3mと5.4mでほとんど変わりません。
燃費はどちらが良いですか?
キックスです。WLTCモードで2WDがキックスX系25.7km/L、エクストレイル19.4km/Lです。年1万km走る仮の条件では、ガソリン代の差は年2万円前後になります。
キックスに7人乗りはありますか?
ありません。キックスは全車5人乗りです。日産のSUVで7人乗りを選べるのは、エクストレイルのX e-4ORCE系だけです。
自動車税は違いますか?
どちらも排気量1.5L以下なので、年30,500円で同じです。重量税は、キックスの2WDのほうが1段軽い区分になります。
まとめ
- どちらもe-POWERだけで、4WDはどちらもe-4ORCE
- X 2WDどうしでエクストレイルは832,700円高い。キックスGとエクストレイルXの差は193,600円
- エクストレイルは全長325mm・全高105mm大きく、車重は約300kg重い
- 燃費はキックスが有利で、2WDなら年2万円前後ガソリン代が安い計算
- 自動車税は同じ年30,500円。重量税とタイヤ代ではキックスが軽い




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